甘酸っぱい恋の味?フェイジョアの秘めた花言葉
南アメリカの広大な大地と燦々と降り注ぐ太陽の下で育つフェイジョア。フトモモ科の常緑低木であるこの植物は、そのエキゾチックな魅力で人々を惹きつけてやみません。日本では温暖な地域で栽培され、庭木としても親しまれています。初夏になると、フェイジョアの木にはつぼみが膨らみ始めます。そして、待ち焦がれていたかのように、鮮やかな赤色の雄しべと紫がかった白色の花弁からなる、他に類を見ない美しい花を咲かせます。その華やかさは、訪れる人々の目を楽しませ、心を和ませてくれるでしょう。秋には、花の後には待望の果実が実ります。楕円形をした果実は、熟すと甘い香りを漂わせます。その香りは、例えるならパイナップルとバナナを混ぜ合わせたような、芳醇で甘美な香り。一口食べれば、甘酸っぱい果汁が口いっぱいに広がり、南国の太陽の恵みを感じることができるでしょう。生食で楽しむのはもちろんのこと、フェイジョアの果実は、ジャムやゼリー、果実酒などに加工されることも多く、その豊かな風味は、様々な形で人々を魅了します。