ムギワラギク

- 麦わら菊とは麦わら菊は、キク科の一年草で、乾燥させても鮮やかな色が長持ちすることから、「永久花」とも呼ばれています。元々はオーストラリア原産で、日本には江戸時代に伝わりました。夏から秋にかけて、色鮮やかな花を咲かせます。その花びらは、カサカサとした独特の質感を持っています。これは、水分が少ないためで、触るとパリパリと音がするほどです。この特徴から、まるで麦わら細工を思わせることから、「麦わら菊」という名前が付けられました。麦わら菊は、その花持ちの良さから、切り花として人気があります。生花はもちろんのこと、ドライフラワーにしても、その美しさを長く楽しむことができます。また、赤、ピンク、黄色、白、オレンジなど、色の種類も豊富なので、花束やアレンジメントなど、様々な用途に利用されています。さらに、麦わら菊は、育てやすい植物としても知られています。日当たりの良い場所を好みますが、乾燥に強く、病害虫にも強いので、初心者でも比較的簡単に育てることができます。このように、麦わら菊は、その美しさ、扱いやすさ、そして色の豊富さから、多くの人々に愛されている花なのです。