マルメロの花言葉:甘酸っぱさに秘めた魅力
- マルメロとはマルメロは、アジア西部を原産とするバラ科の果樹です。その歴史は古く、紀元前から栽培されていた記録が残っています。 日本では江戸時代に伝わりましたが、当時は主に観賞用として楽しまれていました。果実は一見すると黄色いリンゴや梨のようにも見えますが、マルメロ特有の強い芳香と硬い果肉が特徴です。 この香りは、含まれる成分「エステル」によるもので、熟すにつれて強くなります。 生のままだと渋味が強いため、日本では果実をそのまま生食する習慣はあまりありません。しかし、その香りと酸味を生かして、ジャムやゼリー、果実酒などに加工して楽しまれています。特に砂糖と相性が良く、煮詰めると鮮やかなルビー色に変化するのも魅力です。また、マルメロは春に美しい花を咲かせます。 花の色は淡いピンク色で、リンゴの花によく似ています。葉は大きく、楕円形で、裏側には細かい毛が生えています。 近年では、その栄養価の高さも見直されています。マルメロには、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。特に食物繊維は、ペクチンという水溶性食物繊維が多く含まれており、整腸作用やコレステロール値を下げる効果も期待されています。