ブルーサルビア

夏の暑さを忘れさせてくれるかのような、涼しげな青い花。その代表格と言えるのがブルーサルビアでしょう。シソ科の植物であるブルーサルビアは、その名の通り、澄み切った青い花を咲かせます。開花時期は夏から秋にかけて。穂のように長く伸びた茎に、小さな花をたくさん咲かせます。その姿は、まるで青い炎が揺らめいているかのように美しく、夏の庭に涼しげな印象を与えてくれます。ブルーサルビアの青色は、単なる青ではなく、どこか透明感を感じさせる爽やかな青です。これは、ブルーサルビアの花びらの構造に秘密があります。花びらの表面には、細かい凹凸があり、光が当たると乱反射することで、このような透明感のある青色に見えるのです。暑さで疲れた心身を、そっと癒してくれるようなブルーサルビア。庭に咲いているのを見つけたら、ぜひ足を止めて、その涼しげな美しさを感じてみてください。