12月18日の誕生花:シンビジウムの隠された想い
年の瀬も押し迫り、街が慌ただしく色めく12月18日。そんな時期に凛と咲く花、シンビジウム。華やかで堂々としたその姿は、年の終わりにふさわしい華やかさを添え、見る人の心を和ませてくれます。ランの中でも特に品種が多く、色も形もバラエティー豊かなことも魅力の一つです。しかし、その美しさの奥に秘められた花言葉は「気どりのない心」「素朴」。豪華絢爛な見た目とのギャップに、少し驚いてしまうかもしれません。これは、シンビジウムの土台となっているバルブと呼ばれる茎の部分が、丸みを帯びて素朴な姿をしていることに由来すると言われています。まるで、1年間走り続け、華やかに年末を過ごす私たちに、シンビジウムは「飾らない心で新年を迎えましょう」と語りかけているかのようです。慌ただしい時期だからこそ、周囲への感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。シンビジウムは、そんな大切な心のあり方を思い出させてくれる、年末にぴったりの花と言えるでしょう。