イソトマ

澄み切った青空の下、星を散りばめたように咲くイソトマ。青や紫、ピンク、白など、涼しげな色合いは、夏の強い日差しの中でも、どこか凛とした雰囲気を漂わせています。細い茎の上に、小さな星形の花を無数に咲かせる姿は、まさに「可憐」という言葉がぴったりです。しかし、この可愛らしい花には、「聖なる思い」という、少し意外な花言葉がつけられています。これは、イソトマが原産地のオーストラリアで、厳しい乾燥地帯に自生することからきていると言われています。過酷な環境にも負けず、健気に花を咲かせる姿は、周囲の人々を励まし、勇気を与えてくれます。その姿は、まるで困難に立ち向かう人々を、天から見守り、励ます天使の姿と重なるのかもしれません。可憐な見た目とは裏腹に、強い生命力と、誰かを想う優しい気持ちを秘めたイソトマ。そのギャップが、多くの人を惹きつける理由の一つと言えるでしょう。