すももの花言葉:一途な想いを伝える
春の暖かさが感じられる頃、他の花々に先駆けて美しい花を咲かせるすもも。まだ寒さの残る季節に、いち早く春の訪れを告げてくれる存在として、古くから日本人に愛されてきました。その姿は、万葉集にも歌として詠まれているほどです。すももの花は、ぱっと目を引くような紅色や、可愛らしい薄紅色など、色の種類も豊富です。つぼみがふっくらと丸みを帯びているのも特徴のひとつです。また、よく似た花として梅が挙げられますが、すももの枝は、梅に比べて丸みを帯びている点で見分けることができます。厳しい冬を乗り越え、春の光を浴びて花開く姿は、見る人の心を和ませ、希望を与える力強さに満ち溢れています。冬の寒さに耐え、春の暖かさと共に花を咲かせることから、「忍耐」や「希望」といった花言葉がつけられています。また、その美しさから「忠実」や「清純」といった花言葉も持ち合わせています。